スポーツ安全指導推進機構/格闘技医学会

スポーツの安全情報、医学情報を発信。

スポーツ安全指導推進機構とは?

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人生を彩るスポーツ。スポーツ活動を通じて得られる成長、達成感、感動は他では得難いものです。しかしながら危険も伴います。一歩間違えれば命の危険、一生に影を落とす障害を抱えるケースもあります。情報共有・啓蒙・教育によって救える命を救いたい。守れる健康を守りたい。我々、スポーツ安全指導推進機構は、「ライフ・ファースト」のコンセプトの下、海外先進国に比べ大幅に遅れている日本のスポーツ現場の安全性向上をテーマに研究活動を行っています。

 

スポーツ安全指導推進機構とは

ドクター、看護師、理学療法士などの医療系国家資格者を中心に、法律の専門家である弁護士、および各スポーツの指導者で構成される研究機関。スポーツ現場における安全性向上とスポーツによる人生の充実をテーマに情報発信、国内初の「学ぶ指導者の見える化」を推進しています。

 

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Dr. 二重作 拓也

スポーツのおかげで今の自分がある。私もそのような人間のひとりです。練習や試合を通じて得られる強靭な肉体、磨かれる精神、築かれる友情は他では得難いものがあります。だからこそ人間をエンパワーする素晴らしきスポーツ文化で、人生に影を落とすことがあってはいけません。回避可能な事故をゼロにすべく努めること。これもまたスポーツを愛し、スポーツに生かされてきた者たちの責務ではないでしょうか?


料理人が徹底して衛生に気を配るように、整備士が安全を優先するように、スポーツ指導者はまず「ライフ・ファースト」であってほしい。正しい知識の共有で救える命と健康を守りたい。そのような願いから医師・弁護士・理学療法士等の専門家が集い、『スポーツ安全指導推進機構』がスタートいたしました。一騎当千のアドバイザーの皆様からもご指導をいただきながら、次世代に誇れるバトンを皆様と一緒に創造して参ります。どうぞよろしくお願い申し上げます。

スポーツ安全推進機構 代表
格闘技医学会 医師
スポーツドクター

二重作 拓也(ふたえさく たくや)

二重作 拓也 Dr.F/Takki (@takuyafutaesaku) | Twitter

 

 

 

 

 

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Dr.鞆 浩康

スポーツ障害の患者さんの診察をしている中で、指導者の存在は非常に重要と感じます。それは、チームによって同じような障害を発生している事が多いからです。ある野球チームでは肘の障害を抱えた子供が多い。あるバスケットボールチームでは前十字靭帯を断裂する学生が多い。逆に優秀な業績を上げ、障害がほとんどないようなチームもあります。そのような差は指導方法や安全に対する指導者の考え方が大きく影響しています。

 本来、障害が発生しにくい身体は同時にパフォーマンスが上がる身体です。指導者はその部分をしっかりと理解する必要があります。特に学生は指導者の考え方や取り組みにより、将来の運命が大きく左右されます。指導者のスポーツに関する考えも目指すものも様々ですが、安全に関しては選手の将来をしっかりと考えて必ず取り組まなければいけない事だと強く感じます。スポーツ安全指導推進機構が、そのツールの一つとして皆様のお役に立てるよう、私も「選手ファースト」「ライフ・ファースト」でしっかりと協力させて頂きます。


オルソグループ 整形外科
 鞆 浩康(とも ひろやす)
https://ortho-g.co.jp/


日本整形外科学会認定専門医
日本体育協会公認スポーツドクター
日本オリンピック委員会強化スタッフ
兵庫県マチュアボクシング連盟医事委員長

 

 

 

 

 

 

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Dr.藤崎 毅一郎

 

2020年は新型コロナウイルス感染症によりスポーツの存在を深く問われる年となってしまいました。2020年は間違いなく人類の歴史に大きく刻まれます。我々は人類の既存の文化をこの感染症に対してどう適応させていくのかということが問われています。 

 もちろんスポーツも例外ではありません。ここで最も重要であるのが、スポーツ外傷・救急蘇生からスポーツ心理学も含めた安全管理ではないかと思います。スポーツは勝者・強者の視点で語られることが多いのは否めません。しかしながら、既に日本は少子高齢化が進み、若年層の減少がこれからも続きます。日本のスポーツにおいて、人口増加の持期に採用されがちな類い希なる人材だけが残っていくサバイバル育成方式は、これからの日本社会の現状を鑑みた際に良い影響を与えるか疑問です。
これまでの数多の先人方の努力を生かしつつ、故障・負傷・事故を減少させ、スポーツの普及そしてスポーツ文化を積み上げていくことが安全管理、安全指導の重要な役割です。様々な才能をより多くすくい上げる育成の一つとして本機構が大きく寄与する日を期待したいと思います。

飯塚病院 腎臓内科 部長

日本腎臓学会 腎臓専門医・指導医
日本透析医学会 透析専門医・指導医
日本内科学会総合内科専門医 


藤崎 毅一郎(ふじさき きいちろう)
 

藤崎 毅一郎 (@NephKiichi) | Twitter

 

 

 

 

 

 

 

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弁護士・加藤 英男

スポーツで身体を動かすということは、心身の健康維持、自己実現に資する有益な活動ですが、同時に自他の生命身体に一定の危険を伴うものです。心身の健康維持、自己実現に有益な活動によって、健康が損なわれるのは本末転倒としか言いようがありません。
 一定の危険があることを正しく知り、予防し、万が一のときも正しく対処できるようにしてこそ、心置きなく楽しめるというものです。
 スポーツ安全推進機構は、現在の医学水準や科学的知見から明らかになっている危険とその回避法、事故発生時の救急対応に関する情報を分かりやすく広く世に伝え、誰もが安心してスポーツを楽しめることを目的としています。全てのスポーツ指導者と愛好家に正しい安全衛生の情報が行き渡りますように。我が国、世界のスポーツ振興を祈念してやみません。

弁護士・加藤 英男 (かとう ひでお)

弁護士 加藤英男 (@BengoshiKH) | Twitter



愛知県弁護士会所属。lawyer in Japan 律師。
読書と格闘技、護身術。
フォレスト出版『合法的に借金をゼロにする方法』
月刊プレジデント2008〜2013『任意売却』寄稿
新日本法規出版『資本・増資』実務本の法務部門執筆

 

 

 

 

 

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弁護士・岩熊 豊和

私は日々の弁護士業務において、スポーツ中の事故によりけがや重篤な後遺障害を負ったり、場合によっては命を落としたりしたケースを扱っています。しかし、依頼者や遺族が真に望むものは、お金ではありません。元の体に戻してほしい、元気だった頃の姿に戻してほしいというものです。スポーツ中の事故には避けられるものと避けられないものがあります。しかし、そのほとんどは避けられるものであったといえます。また、仮に事故が起きたとしても、救えたはずの命や、重篤化を避けられたケガも少なくありません。
 スポーツ安全指導推進機構の活動は、事故を未然に防ぐこと、救える命をきちんと救うこと、ケガを最小限に留め重篤化を防ぐことにあります。スポーツを法廷に持ち込まなくて済むようなスポーツ界になることを切に願っています。

岩熊 豊和(いわくま とよかず)
 スポーツ選手のリーガルサポーター 

公益財団法人日本スポーツ協会ジュニアスポーツ法律アドバイザー
岩熊法律事務所

岩熊法律事務所 | IWAKUMA LAW OFFICE

 

 

 

 

 

 

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リハビリチームリーダー

理学療法士 勝井 洋

いま、スポーツ現場では様々な問題が指摘されており、海外との比較も含め変革が求められている現状があります。しかし未だにメディアでは課題に対し賛否両論で語られることもあり、疑問を感じながら活動を続けている選手や生徒の方も多いのではないでしょうか。
 私は普段、整形外科リハビリの仕事をしておりスポーツ外傷/障害で来院する患者さんに数多く対応しますが、現場の指導方針による影響の強さを感じています。医療機関にかかるほど悪化しているケースでも、無理して練習に参加してしまうため治療が全て台無しになってしまうのです。
 また高校野球の現場では熱中症の応急対応も経験し、ニュースなどで報道される問題についても他人事とは思えない危機感を感じております。特に命に関わるような事故は、競技の存続自体が疑問視される可能性もあり、私自身スポーツや競技を実践してきた経験からも重大事故ゼロが実現され競技本来の良さが受け継がれていくことを願っております。
 そしてこのスポーツ安全指導推進機構の取り組みは大きな力となり、今後のスポーツ安全水準の底上げに繋がると確信しております。私もその一助として理学療法士の専門性を活用し貢献出来るよう、全力で活動させて頂きます。

スポーツ安全指導推進機構 リハビリチームリーダー
理学療法士

勝井 洋(かつい ひろし)

勝井洋/安全管理チームリーダー (@fightingmed) | Twitter

 

 

 

 

 

 

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パラスポーツ&ライフ・リーダー

樋口 幸治

スポーツや格闘技は、一瞬で、人間に幸せや感動を与える力を持っています。私は、障がいをお持ちの方々の運動の専門家として、リハビリテーション~健康づくり~パラスポーツの現場で指導や研究を重ねています。この実践では、人間がスポーツで発揮できるパフォーマンスや可能性の高さに驚かされます。しかし、その幸せな効果も、一瞬で、違った方向へ進むこともあります。スポーツ中のアクシデントで、命を落とす、重篤な障がいを負ってしまう事例は、後を絶ちません。 障がいを持ってもスポーツを行うことは可能なケースもあります。しかし、障がいを負うことで、できないこと、試せないことが発生し、日常生活は変わります。後天的な障がいの場合、障がいを持つ前と同じように、いつもやっていたスポーツを行うことは現状では大変厳しくなります。
 その一方で、専門職としての経験から、一瞬の違いは、命を守る知識と行動で未然に減らすことができることを学びました。スポーツ現場に関わる多くの方々が、命を守る正しい知識を学び実践することで、スポーツで幸せになる人々が増えるのではないでしょうか。この『スポーツ安全指導推進機構』は、この一瞬の違いを未然に減らす活動を推進しています。スポーツの安全を高め、多くの方々が幸せになるために。スポーツに関わる皆様からのご助言とご協力をどうぞお願いいたします。

パラスポーツ&ライフ・リーダー
樋口 幸治

Higuchi Yukiharu (@ukiharu_y) | Twitter